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【雑談】フレラコを探す!ラコステロゴ年代判定方法!

日本でもですが、海外に行くと必ず現地の古着屋に訪れます。あとは、蚤の市やフリーマーケットなどにも行きます。そして探すのは、ラコステのフランス製ポロシャツとバブアー、セントジェームスなどです。そんなラコステロゴから分かる年代判定をお教えいたします!

コロナ禍のパリの日常は、こちらで紹介しています。

ラコステのポロシャツとは?

ラコステ(Lacoste)は、1933年に設立された、フランスのブランドで、創業者のルネ・ラコステはプロのテニス選手でした。ルネ・ラコステは、テニスにおいてポロ競技で使用されていた襟付きのニットシャツ (いわいるポロシャツ)を競技していました。※ラコステは、一般的に通説になっているポロシャツの発明者ではないそうです。

■ワニの由来

ルネ・ラコステが、ボストンでの練習の合間に散歩をしていた際に、ワニ革のスーツケースを見つけたそうです。そこで、ルネ。ラコステはフランスチームのキャプテンのピエール・ジルーに「もし僕が試合に勝ったら、このスーツケースを僕にプレゼントしてくれないか?」「それなら対戦するアンダーソンに勝ったらプレゼントするよ」とジルーと約束をしたそうです。

結局、ルネはアンダーソンには勝てなかったものの、この話を聞いていたジャーナリスト、ジョージ・カレンスは試合翌日、「若いラコステはワニ革のスーツケースを手に入れることは出来なかったが、その戦いはワニのようだった」と称しました。こうしてルネ・ラコステにはアメリカでは”アリゲーター”、フランスでは”クロコダイル”というあだ名が付けられ、その後ラコステのロゴとしてワニが取り入れられることになったそうです。

ラコステ(Lacoste)
■ラコステのポロシャツのデザイン

モデル、年代や販売国でデザインの差異(ヨーロッパ販売のものとアメリカ販売では裾の形が違います)はありますが、一般的にラコステのポロシャツ(モデル:L1212)は、右胸にワニのロゴが刺繍された「3つボタン」のデザインで、袖のリブと裾のスリットが特徴です。

ラコステ(Lacoste)
L1212モデル

当初、日本で販売されていたポロシャツは、フランス生産のポロシャツはやや細身で着丈が長く日本では「フレラコ」と呼ばれています。フランス生産品の日本への輸入は1990年頃に一旦終わりました。その後フランスでのオーナー変更後の2013年にフランス生産品の日本への輸入が再開され一部の有名セレクトショップで販売されるようになりました。

ロゴからの年代判定

ラコステのポロシャツはその歴史は背景から年代でワニの表情やディティール、生産国が違います。しかしの違いはロゴから読み取れ判断することが出来ます。

ここでは、フレラコに限った年代の見分け方です。アメリカでの販売(IZOD製)は後述します。

■1960年代後期~1970年代前期
ラコステ(Lacoste)
引用元:HELLO SUNLIGHT

1960年代後期頃から見られるのはこのタグです。この頃は大きいタグが使用されており、「MADE IN FRANCE」 と「MODELE DEPOSE」 が赤文字でデザインされているのが特徴です。さらにタグ上部にもう1枚サイズ表記の数字が入った小さいタグが付いています。

■1970年代前期
ラコステ(Lacoste)
引用元:illminate

1960年代後期~1970年代前期のロゴに比べて横長、ワニの大きさも小ぶりに変更となります。また最下段にあった「MODELE DEPOSE」の文字が消え、下段の枠には「MADE IN FRANCE」だけが赤字で残り、サイズタグも上に付くのでは無く、ロゴタグの下に付くようになります。

■1970年代前期~中期
ラコステ(Lacoste)
引用元:illminate

この年代の最大の特徴は、「MADE IN FRANCE」 がロゴの下部から上部へ変更となっています。さらに文字の色も赤から緑に変わっています。

■ 1970年代中期~後期
ラコステ(Lacoste)
引用元:illminate

1970年代前期のタグとデザインはほとんど変わりませんが、「®(レジスター)」マークが赤字でワニの右上に付くようになります。またこの 「®(レジスター)」 の色は赤字以外にも黒字も存在しています。

■ 1970年代後期~1980年代中期
ラコステ(Lacoste)
引用元:illminate

1980年代になると、これまで別で付いていたサイズ表記タグがなくなり、タグの右上にサイズが記載されるようになります。この年代のものが一番出会うことが多いと感じます。

■ 1980年代後期
ラコステ(Lacoste)
引用元:JAM

横長だったタグが、60年代後半の様に正方形に近づきます。また、古いものは画像のように上段枠が2つに分かれていますが、次の90年代のタグとの中間期には上段が1つの枠になり、サイズ表記のみとなり、「MADE IN FRANCE」表記がブランドタグ内に付くのはこのタグが最後となります。

■1990年前期~
ラコステ(Lacoste)
引用元:illminate
ラコステ(Lacoste)
引用元:illminate

日本国内で流通したフレラコがこの年代が最後になります。タグ自体は枠などが無くなり、 「MADE IN FRANCE」表記 なくなります。現行品もこのタグだったお思います。

番外編

■日本製の見抜き方

L1212のモデルには日本製が存在します。選択タグを見れば、日本製と書いているので分かりますが、取れている場合は、上記のタグで判別することが出来ます。それは、「MADE IN FRANCE」 の表記がありません。

ラコステ(Lacoste)

また、胸に付いているロゴに英字でラコステと入っています。

■IZOD LACOSTE(アイゾッドラコステ)の見分け方

フレラコが細身な作りで丈が長めなのに対して、アイゾッドラコステは若干太めで後ろのバックテール部分が長めになるポロ競技仕様にデザインされているのが特徴です。ライセンス契約を結んだIZOD社が、1990年代初期まで生産していました。

ラコステ(Lacoste)
引用元:illminate

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